天体物理 · Rapid Growth of Supermassive Black Holes

超大質量ブラックホールの急成長

解明状況:未解明

ほとんどの銀河の中心には、太陽の数百万から数十億倍もの質量を持つ超大質量ブラックホールが存在する。ところが、宇宙誕生からわずか数億年という初期の時代にも、すでに太陽の10億倍級のブラックホールが見つかっている。通常の物質降着で星質量のブラックホールがそこまで成長するには時間が足りず、これほど短期間でどうやって巨大化したのかは大きな謎である。巨大ガス雲が直接崩壊してできる「重い種」や、暴走的な合体・降着などが提案されているが、確定的な答えはない。

分類
天体物理
現在の解明状況
未解明
関連ミッション・観測機器
  • James Webb Space Telescope(NASA / ESA / CSA)
  • Event Horizon Telescope(EHT)
関連機関
  • NASA
  • ESA
  • NAOJ

最新の研究動向

現在の解明状況は「未解明」です。 James Webb Space Telescope(NASA / ESA / CSA)、Event Horizon Telescope(EHT)といった観測・ミッションを通じてデータの蓄積が進められています。 研究は主に NASA・ESA・NAOJ などの機関が担っています。 ただし確定的な結論には至っておらず、観測精度の向上や新たな理論の検証が続いています。

この問いはまだ解明されていない(acceptedAnswer: null)。 本ページは確定した答えを提示するものではなく、現在の研究状況を構造化して示すものである。

関連エントリ

宇宙の謎超高エネルギー宇宙線の起源宇宙からは、人類が加速器で作れる最高エネルギーをはるかに超える、桁外れに高いエネルギーを持つ粒子(超高エネルギー宇宙線)が飛来している。これほどの粒子をどんな天体がどのように加速しているのかは未解明である。活動銀河核、ガンマ線バースト、衝撃波などが候補とされるが、宇宙線は荷電粒子のため銀河磁場で進路が曲げられ、発生源の方向を正確にたどれないことが特定を難しくしている。さらに高エネルギー側でスペクトルが急に減る現象(GZK 限界)の解釈も完全には決着していない。宇宙の謎ニュートリノ質量の起源ニュートリノが種類を変える「ニュートリノ振動」の発見により、ニュートリノにはわずかながら質量があることが分かった。これは質量ゼロを前提とする標準模型を超える初めての確実な証拠である。しかし、なぜニュートリノの質量が他の素粒子に比べ桁違いに小さいのか、その質量がどのような仕組み(シーソー機構など)で生じるのか、ニュートリノが自分自身の反粒子である「マヨラナ粒子」なのかは未解明である。質量の絶対値や順序(質量階層)の測定、ニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊の探索が世界中で進んでいる。宇宙の謎宇宙の地平線問題宇宙マイクロ波背景放射は、天球上で正反対に離れた領域どうしでも温度がほぼ完全に等しい。ところが、これらの領域は宇宙誕生以来、光ですら互いに行き来する時間がなかったはずで、本来なら熱をやり取りして温度をそろえることはできない。なぜ宇宙はこれほど均一(等方的)なのか、という難問が地平線問題である。宇宙初期に急激な指数関数的膨張が起きたとする「インフレーション理論」が有力な解決策とされるが、インフレーションを起こした場の正体や物理的機構自体が未確立で、根本的な解決とは言い切れない。