宇宙論 · CMB Cold Spot

宇宙背景放射のコールドスポット

解明状況:未解明

宇宙誕生から約38万年後の光である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)には、全天でわずかな温度のゆらぎがある。その中に、統計的な予測よりも異常に大きく低温の領域「コールドスポット」が見つかっている。手前にある巨大なボイド(超空洞)を光が通過したことによる効果とする説、初期宇宙の特異なゆらぎとする説、さらには別の宇宙との衝突跡とする極端な仮説まで提案されているが、その正体は決着していない。単なる統計的な偶然である可能性も残されている。

分類
宇宙論
現在の解明状況
未解明
関連ミッション・観測機器
  • Planck(ESA)
  • WMAP(NASA)
関連機関
  • NASA
  • ESA

最新の研究動向

現在の解明状況は「未解明」です。 Planck(ESA)、WMAP(NASA)といった観測・ミッションを通じてデータの蓄積が進められています。 研究は主に NASA・ESA などの機関が担っています。 ただし確定的な結論には至っておらず、観測精度の向上や新たな理論の検証が続いています。

この問いはまだ解明されていない(acceptedAnswer: null)。 本ページは確定した答えを提示するものではなく、現在の研究状況を構造化して示すものである。

関連エントリ

宇宙の謎太陽コロナ加熱問題太陽の表面(光球)の温度は約6,000度だが、その外側に広がる希薄な大気「コロナ」は100万度以上にも達する。熱は高温から低温へ流れるのが普通であり、なぜ表面より外側のコロナがこれほど高温になるのかは長年の謎である。磁力線のねじれが解放されるときに起こる無数の微小な爆発(ナノフレア)や、磁場を伝わる波がエネルギーを運ぶという説が有力だが、どの過程がどれだけ寄与しているかは確定していない。太陽探査機による近距離観測で検証が進んでいる。宇宙の謎系外惑星の生命存在可能性これまでに5,000個を超える太陽系外惑星が発見され、その中には恒星からの距離が液体の水を保てる「ハビタブルゾーン」に位置する地球型惑星も含まれる。しかし、実際にそこに生命が存在するか、あるいは存在しうるかはまったく分かっていない。大気の組成、磁場の有無、海の存在、生命の痕跡を示す「バイオシグネチャー」の検出が鍵となる。宇宙望遠鏡による系外惑星大気の分光観測が始まったばかりで、地球外生命の有無は科学最大級の未解決問題であり続けている。宇宙の謎フェルミのパラドックス宇宙には無数の恒星と惑星があり、地球外文明が数多く存在してもおかしくない。にもかかわらず、なぜ私たちは異星文明の確かな痕跡を一切観測できていないのか。この矛盾はフェルミのパラドックスと呼ばれる。文明が生まれる確率が極端に低い、文明は自滅して長続きしない、高度な文明はあえて沈黙している、あるいは我々の探索手段や観測時間がまだ足りないなど、数多くの説明が提案されているが、どれが正しいかを決める観測的な根拠はなく、未解明のままである。